7月23日(日)に「ユビキタス協創広場CANVAS」(株式会社内田洋行新川本社)でアートマイル関東セミナーを開催しました。IT設備が整ったすばらしい会場で講師の金森紀博氏からは「シンギュラリティ時代の教育のあり方 -これからの学びに求められるもの-」についてご講演いただき、昨年度の参加校から小学校と高等学校の実践を発表をしていただき、充実したセミナーとなりました。
「シンギュラリティ時代の教育のあり方 -これからの学びに求められるもの-」
株式会社ワングリット執行役員
NPO法人教育クラウド推進協議会事務局長 金森 紀博
<参加者の声>
(教師)
・AIに勝てるとしたら、人間的なところを生かすしかない。これは教員も同じことだと思った。生徒に失敗させること、生徒を待つことを私自身冷静に、辛抱強く行おうと思った。
・(校長)「だから、子どもたちと教員たちをアートマイルに参加させたいと思っているのです」と日頃私が学校で職員や保護者に向けて主張していることと一致するお話でした。心強い後押しを得た想いです。
(一般)
・コンピテンシー,GRITを明確に意識している人は少ない。企業人として重要性を強く感じています。多様性の受容などは大人にとって思いのほか高い壁に感じています。子どものうちから身に着けてほしい感覚です。JAMは有効だと思います。
・GRITは私も興味を持っている能力です。今までの自分を振り返ってみると、忍耐強くことを進めたときに良い結果につながっているような気がします
1.「アートマイルで世界に発信
~チュラロンコン大学付属小学校(タイ)との協働学習~」
福井県坂井市立鳴鹿小学校教諭 細川 桂子
※鳴鹿小学校のホームページで取組を詳しく見ることができます
http://www.naruka.ed.jp/pages/diary/28nendo/hekiga2/hekiga2016.html#0313nimotu
<参加者の声>
(教師)
・1年を通して、出会いからお披露目会まで様々な仕掛けに工夫がみられすごいと思った。小学校2年生であそこまで英語やタイ語に挑戦する姿勢がすばらしいと思った。
・映像を効果的に使って顔が見える交流の様子がリアルに伝わった。自己評価シートでは、児童一人ひとりが自分の考えを持って文章を書いていてすばらしい!
(一般)
・すばらしい!!! 自分の学校でもアートマイルをやって欲しい!
2.「修学旅行を本当の学びに変えた国際交流壁画共同制作プロジェクト」
愛知県豊橋中央高等学校教諭 高倉 嘉男
<参加者の声>
(教師)
・修学旅行で実際に台湾に行ったことで、アートマイルを通して生徒の意義・変容が伝わってくる発表だった。
・小・中・高に共通している面と、それぞれに独自の課題があると思いました。特に高校では単に交流するだけでなく、テーマについてどれだけ考えを深められるか、またそれをどう絵画表現につなげられるかが重要だと思っています。
(一般)
・高校ならではの苦労が見えた一方、高校生だからできる活動の広さが感じられました。
セミナーの後半にドイツと繋いでスカイプをデモンストレーションしました。相手はInternational consultant for UN Organizations(国連組織国際コンサルタント)のRoland Jahnke氏です。ドイツでアートマイルを広めたいと思っておられる方で、今年3月にカナダで開催された「ユネスコ平和と持続可能な開発ウィーク」(オタワ会議)に合わせてオタワまで会いに来てくださった方です。