アートマイル壁画プロジェクトは、壁画(1.5m×3.6mの大型絵画)の制作とその展示により世界の調和と平和のメッセージを世界に発信するプロジェクトとしてアメリカで始まりました。ユネスコの「平和の文化10年プロジェクト」として認定され、世界・地域から125ヵ国約50万人が参加しています。2010年にエジプトで「平和の祭典MURAMID展」を開催、世界に向けて平和メッセージを発信しました。
ジャパンアートマイルは、アートマイル壁画プロジェクトを通して日本の子どもたちを世界につなぎ、グローバルな視野を持って世界で活躍する次世代を育てる活動を行っています。
(2005年10月1日発足)
【JAMの理念】
JAMは、日本人として自分の国の伝統・文化に誇りを持ち、グローバルな視野をもって世界の人々と相互理解を深め、平和な世界の実現をめざします。
【JAMの目標】
(1)テーマのある壁画を共同制作することで、一人ひとりの問題意識を高め、自ら考え行動する自立した子どもを育てる。
(2)壁画の制作と展示をとおして、 世界を身近に感じ、世界に向かった広い視野を持つ子どもを育てる。
JAMは、海外の学校とインターネットを活用して相手と共通のテーマで協働学習を行い、学習の成果として1枚の壁画(1.5m×3.6mの大型絵画)を共同制作する国際理解教育の学習プログラム「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」を開発し、国内外で展開しています。
アートマイルで扱う学習テーマの多くは持続可能な開発目標(SDGs)と関連しており、持続可能な開発のための教育(ESD)としても、地球市民教育(GCED)としても有効な学習プログラムです。
アートマイルを総合的な学習の時間で実施すると、各学校が従来から行っている「探究的な学習」を発展的に世界に拡げることができ、教室や地域で育てている「生きる力」を「グローバルな21世紀の国際社会を生き抜く力」に高めることができます。
アートマイルは、国語、社会、英語・外国語活動、情報、道徳、美術・図画工作などで教科横断的に取り組むことができ、各教科等で身に付けた知識を相互的・総合的に活用して、「思考力」「判断力」「表現力」を高めることができます。
ジャパンアートマイルでは、初めて参加する教師でも容易に国際協働学習を実施することができるように様々なサポートを提供しています。